
静岡県西部には全国的に有名な神社や寺院もございますが
私にとりましては、何故に地元の人なのに御存知ない方が多いのだろう?と不思議に思う神社・寺院もあります。(しかも立派なものなのに・・・です。たまたま自分の周りの人達がそういう人が集まっただけかも知れませんが・・・)先日伺った高林に鎮座する
白山神社(はくさんじんじゃ)もそのひとつかも知れません。
白山神社・・・浜松市中区高林1丁目17番1号
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こちらの場所は、地元の方達にとりましては、
興誠の坂の上と言えば分かりやすいかも知れませんね。
興誠高校(今は浜松学院っていうんでしたっけ?)の隣に鎮座するのですが少し奥に入った場所であることと、看板がちょっぴり見づらいので、気づかない方が多いのかも知れません。
こちらの御祭神は、
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・
伊弉冉尊(いざなみのみこと)・
素戔嗚尊(すさのおのみこと)です。
伊弉諾尊・伊弉冉尊の両神は、天津神に命ぜられ日本の国土と大事忍男神ら35の神々を生んだとされていますね。
素戔嗚尊は、伊弉諾尊の末っ子で
八俣大蛇(やまたのおろち)を退治したという話は有名ですね。

社殿は再築されたものですが、歴史はとても深く、1607年から鎮座しているそうです

境内はとても綺麗に整備されています。このあたりは木が多い場所で、境内にも立派な木が何本も立ち並んでますので、落ち葉なども多いはずですから、きっと関係者の方々は、日頃から大変な努力をされているのだろうなと想像します。
ベンチシートが置かれていたり、小さな子供が遊べるくらいのスペースもありましたから、ちょっとした自然公園のような雰囲気も感じました。

こちらが拝殿後方の本殿です。そして・・・

その本殿の後方(北側)にある、樹齢200年の
御神木です。
昭和20年の
浜松大空襲の時、こちらの神殿も焼失してしまったどうですが、この御神木は強い生命力で生き残ったのだそうです。

こちらが境内傍の駐車場の脇にある
「子持ち桜」です。
桜の木の中に
竹が伸びているんです。ほんと、珍しいですよね。

この
子持ち桜だけでも一見の価値ありかなと思います。
こんな神社が中区高林にあるんです。近隣在住の方で、御存知なかった方、一度伺ってみては如何でしょう?